カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋

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やりとり

カウンセラーの応答は、黒色で記しています。
クライアントの応答は、茶色で記しています。
解説は、赤色で記しています。

�@
今日は、どういうご用件ですか？
今の仕事は、とってもやっていけないので、辞めて郷里へ帰ろうかと思っているのですけど…。
そうですか。今は、不景気ですけど…。 郷里では仕事、みつけられそうですか？

�A
いえ、なかなか難しいとは思うのですが…。
でしょうね。 それなら、もう少し今の所で、頑張ってみてはいかがですか。

カウンセラーの軽率な反応と無責任なアドバイス。

�B
そうですかぁ…。 やっぱり、もう少し頑張ってみるべきでしょうか？
いえ、私が言いたいのは、まずは食べていかなければならない ということですよ。そのためには、多少の我慢は必要なのではな いですか？

言い逃れするカウンセラー。カウンセラーの軽率なアドバイス。
 

�C
そうですね。 郷里へ帰るのは、もうしばらく結論を引き延ばしにして、他の会社、もっといい所を探してみようかとも思っているのですが…。
なるほど。それもひとつの方法ですね。求人雑誌なんか見てみました？

カウンセラーの性急な反応と表面的な情報収集。

�D
ええ、時々見てはいるのですが…。 どこもパッとしないのですよね。
そりゃ、まあ、どこも同じようなものですよ。本当にいいところが あれば、求人なんかしなくてもすぐに埋まってしまいますからね。

カウンセラーは、クライエントが、新しい仕事を探しているというよりは、今の仕事に不満を述べているということに気付いていない。
 

�E
そうですね…。
えーと、今はどんな仕事されているのですか？

話す気を失いかけているクライアントに対し、カウンセラーは遅ればせながらの質問をしている。

�F
今は、小さな印刷会社に勤めているのですが…、社長は新しい機械を導入する気が全然ないんです。だから、いつまでも古い型の機械で、手間ばかりかかるし….。ダメですよ。とにかく今のままじゃ…。
なるほどねえ。印刷技術は、目覚しく進歩していますしねえ。ワープロやパソコンなどがどんどん普及してきて、小さい印刷会社なんて、次々と倒産しているらしいですよ。

カウンセラーは、知ったかぶりの浅い意見を言っているだけに過ぎない。

�G
そうですか…。もう、いっそのこと、今の仕事は忘れて、何でもいいから、新しい仕事、探してみます。
うーん、あなたには長年培った技術があるのだから、きっといい仕事見つかりますよ。

カウンセラーの軽率で適当な励まし。

�H
ありがとうございます…。本当は、出版関係の所で仕事できたらいいのですけどね…。
出版業界ですか。あそこはセンスが問われますからね。なかなか大変ではないですか。

クライアントの「やりたい」という意見に、水を差すカウンセラーの応答。
 

�I
センスが問われるのですか？
まあ、そればっかりじゃないと思いますけどね。

またまた、カウンセラーの適当な返事。
このあたり、カウンセラーは、クライエントより優位に立ちたいという気持ちがあるのか？

�J
そうですか。私にもやれるでしょうか？
さあー、そればっかりは…、私には何とも。

クライアントの気持ちを、少しも汲もうとしないカウンセラーの応答。
 

�K
そうですねえ。もう少し勉強して、いろいろ調べてみます。
うん、それがいいですよ。慌てるとよくありませんからね。慌てると、ほら、ろくなことがないから…。

カウンセラーのおざなりの反応が続く。
 
 
�L
はい、わかりました。いろいろどうもありがとうございました。
いいえ。また、困ったことがあったら、いつでもいらっしゃいね。

と、カウンセラーが気持ち良くなっただけでカウンセリングが終わる。

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カウンセラーが教える「自分が好きになる方法」