占いをしている理由
カウンセラーである私が占いをしている理由
私は心理カウンセラーとして、1万4千を超えるカウンセリングをし、800を超える講演をし、本も数冊出版し、テレビや雑誌にも出演し、そこそこ成功を収めてきました。
そんな私ですが、ずっと気になることがありました。
それは、カウンセラーでは答えられない質問をクライエントから頂くということです。
「私の彼は、私のことをどう思っているのでしょうか?」
「私はいつ頃、結婚できるでしょうか?」
この質問は、カウンセリングでは答えられません。
よって、カウンセラーである私は、
そんな質問をされた時は、クライエントの気持ちに寄り添うことしかできません。
それで、
占いを勉強する前の私は、いつも、次のように応えていました。
「あなたは、彼があなたのことをどう思っているか、気になるのですね?」
「あなたは、いつ頃、結婚できるか、気になるのですね。」
そうではなく、私は、
クライエントの真剣な訴えに、答えたくなったのです。
答えるためには、カウンセリングや心理学や精神医学の知識だけでは足りません。
それで私は、以前から興味があった占いの勉強をし始めたというわけです。
勉強し始めて驚くことがいくつかありました。
たとえば、性格診断ですが、カウンセリングでは、クラエイントがたくさんの質問に答え、1時間近くかかって出る性格診断の結果が、占いでは、経験豊富な占い師の手にかかれば、ものの数分で出てしまう…ということです。
すげえ! 占いって、やっぱりスゲエ!
そりゃ、占いですから、外れることもあります。けれど、外れるで言えば、性格診断テストだって、結局は自己申告ですから、よく外れます。占いと変わりません。
最初は本を読んで勉強し、やがて占いスクールに通い始め、占い師に弟子入りするようになり、私の占いの腕は、みるみる上達していきました。
また、そのいっぽうで、世の中には、クライエントの不安を煽り、高額な祈祷料を請求したり、壺・印鑑を売りつける、怪しげな占い師がいっぱいいることも知りました。
私は、本物の占いを、良心的なお値段で皆さんにお届けしたいと強く思ったのです。
それが、カウンセラーである私が、占いをしている理由です。
今、私は、生年月日とタロットの1枚引きで占っています。
カウンセリングルーム内でも、理解を示してくださる人には、時々占いをすることがあります。占いで、カウンセリングが行き詰まりかけていたケースを、何度も打開したこともあります。占いは、今や心理カウンセラーである私にとっても、非常に大切なツール(道具)です。
by 心理カウンセラー 竹内成彦