カウンセリングの理論を学ぶ。
理論はある程度、独学が効きます。
けれど、それでは、独りよがりになったり勘違いしたまま推し進めていく恐れが生じますので、やはりできることならば、どこかでしっかりとした機関で学んでいただきたいと思います。 勉強は、書物が中心になります。心理学の本、精神医学の本、カウンセリングの本、を片っ端から読んで下さい。
本を読むのが嫌いな人が理論を学ぼうと思うと、かなり無理が生じるのではないかと思います。 カウンセリングにいらっしゃる方、例えば不登校で悩んでいらっしゃる方は、時に、不登校関係の本を数十冊読んでいたりします。相談を受けるカウンセラーが数冊しか読んでいないようでは、大変恥ずかしいのではないでしょうか。もちろん、本が全てではありません。けれど、たくさんの本を読むということは、勉強する上で、やはり欠かせないことです。
基礎的な本(心理学・精神医学・カウンセリングの理論)を読んだら、次に、たくさんの事例集を読 んでいただきたいと思います。事例を呼べば、「こんなクライエントもいるんだ」「クライエントはこう いう経緯を経て悪くなり、こういう経緯を経てよくなるんだ」ということが理解できるようになります。
実際は、クライエントの方は、人それぞれ千差万別ですが、多くの事例を知っていれば、新しいクライエントに会っても焦らなくなります。それは、カウンセラーにとって、大きな財産です。
他に、哲学書や文学書にもぜひ触れていただきたいと思います。そうすれば、カウンセリングに深みというものが生じるのではないかと思います。いくつか本を紹介します。 カウンセリングの勉強を志す人には、ぜひとも読んでいただきたい本ばかりです。
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カウンセラーが教える「自分が好きになる方法」