こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい心理カウンセラー、竹内成彦です。
初めて「行列のできるカウンセリングルーム」と呼ばれたのは、確か15年ぐらい前
のことだったかと思います。当時の私のカウンセリングルームは、新規のクライア
ントは2ヶ月3ヶ月待ちが当たり前だったので、テレビの「行列のできる法律相談
所」をなぞらえて、そう呼ばれるようになったのでしょう。
当時の私は、1日12時間、1年350日ぐらい仕事していました。
当時の私は、1年間で、1400ぐらいのカウンセリングと60ぐらいの講演をしてい
ました。
本当に忙しかったです。
目が回るぐらい、記憶がないぐらい忙しかったです。
今思えば、休みが取れない状態になった時に、
カウンセリング料を値上げするか、若いカウンセラーでも雇えば、
もっと私も、精神的・身体的・経済的に健康になったかと思うのですが、
当時の私は、そんなことを考える余裕もないほど、忙しく働いていました。
当時は、大袈裟ではなく、仕事の依頼を断るのが本当に大変でした。
ただ単に「断ればいい」という訳には参りません。相手を傷つけてはいけないです
からね、丁寧に断るのに膨大な時間や労力を費やしたかと思います。
当時は、全国放送のテレビ出演依頼も「カウンセリングスクールの名誉会長になら
ないか」という話もあったのですが、「心理臨床があるから…」という理由で断り、
カウンセリングの虫、カウンセリング職人と化していました。
もしもあの頃、テレビに出たり、カウンセリングスクールの会長職にでも収まって
いたら、今よりもっと有名になっていたり裕福になっていたかもしれませんが、特
に後悔はしておりません。私は、そんな器ではないからです。
今、私のカウンセリングルームは行列などできていません。
今日でも明日でも、カウンセリングの依頼をお受けすることが出来ます。
忙しくて首が回らなかったあの頃と比べて、今は予約が入ると、純粋に嬉しく感じ
る自分がいます。本当に本当にありがたいことです。
私のカウンセリングルームに行列ができなくなった理由は、カウンセラーが増えた
からです。私は、愛知県にカウンセリングルームを構えて22年以上経過しているわ
けですが、15年ぐらい前から比べたら、カウンセラーの数は3~5倍になったかと
思います。
カウンセラーが増えたのは喜ばしいことですが、そのぶんクライアントとしては、
良いカウンセラーに出会うのが難しい時代になったとも言えます。私は、あなたが
有能なカウンセラーであることを、あなたが有能なカウンセラーに出会うことを心
から祈っています。
最後に、
私が、厳しい心理臨床の仕事を、22年を超える長きに渡って続けてこられた理由は、
傾聴が得意で、精神医学と性格心理学の知識、およびマーケティングの知識に長け
ていたからだと思います。また、いっとき、私のカウンセリングルームに行列がで
きた理由は、時流に乗って、いち早く有益なホームページを作ったからだと思いま
す。
おまけ…。
女房と子どもがいる私は、開業して食えるようになるまで4年かかりました。開業
してからの4年間は、サラリーマン時代に貯めていた貯金を減らすいっぽうでした。
貯金が減らなくなってから2年3年後(要するに開業して6~7年後)には、予約
の取れない、非常に混んでいるカウンセリングルームになりました。
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