数年前ののことですが、
「○○を治して下さい」と言うクライアントが訪れました。
クライアントは、それ以上のことは喋ろうとしないのです。
それで私は、一生懸命、頭をひねって、質問を重ねました。
いつ頃からなのか?
どういう時に症状が強く出るのか?
今まで自分なりに工夫してきたこと等など。
クライアントに最大限の
暖かい肯定的な関心を寄せながら、信頼関係を構築しようと努めました。
時間が流れ、
途中で私は、クライアントが不満な気持ちを持っていることに気付きました。
それで、そのこと優しい口調で問うと、
クライアントは「質問はいいから、早くして!」と言ったのです。
私は、もの凄く驚きました。
どうやらクライアントは、カウセリングが対話だとは思っていないようです。
クライアントは、カウンセリングに行ったら、カウンセラーが何か特別なことをし
てくれると思っているようです。
私はクライアントに優しい口調で訪ねました。
カウセリングはどのようなものだと思っているのか?
カウンセラーに何を期待しているのか?
するとクライアントは、さらに驚くことを言い放ちました。
「それは僕が考えることではなく、あなたが考えることでしょう!」と…。
私は、驚愕し、一瞬、「えっ、そうなの?」と思いました。
でも、そんなことある筈がありません。
クライアントが、カウンセリングをどのようなものだと思っているのか?
カウンセラーに何を期待しているのか?
その答えは、クライアントの心の中にしかありません。
私は、本当に困惑してしまい、
その時ほど、「レイキヒーリングを習いに行こうか」と思ったことはありません。(涙)
⇒ カウンセリングのことなら、
カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋へ。