カウンセラーの最大の欠点は、
「専門性が感じられない」ということに尽きるのではないでしょうか?
私は、カウンセラーとして20数年の実績と経験がありますが、哀しきかな、何ひと
つとして、一般の人に、「さすが、専門家だね!」と言わせるようなものを持って
いません。
だから私は、
瓦を割ってみせる空手の先生、
綺麗な字を書くペン習字の先生、
素晴らしい発音をする英会話の先生、
うっとりしてしまう曲を奏でるピアノの先生、
目の前でコインを消すことが出来るマジックの先生が、羨ましく憧れます。
そう、カウンセラーには、見せられるプロの技と呼べるものがないに等しいのです。
だから、カウンセリングは、誰にでも出来そう、僕にも私にも出来そう、と思われ
ることが多いです。
実際、私のカウンセリングルームには、年に10数人、「プロのカウンセラーになり
たい」という人が訪れますが、どなたも本当に、プロのカウンセラーに簡単になれ
ると思っています。
「これといって何の取り柄もないので、カウンセラーにでもなろうかと思って…」
と言う人、「竹内さんぐらいなら、僕でもなれると思って」という人も少なくない
です。
そして、ニコニコしながら「うんうん」と言うばかりの私を見て、
彼らの「私にも簡単にカウンセラーになれる!」とい思いは確信に変わるようです。
カウンセラーの資格を取得するのは簡単ですが、
プロのカウンセラーとして食っていくのは、至難の業です。
カウンセラーという職業をなめてかかるのは一向に構いませんが、← ちょっとだけ嫌。
プロのカウンセラーになれなかったという理由で、
私を恨むのだけはやめて頂きたいです。
ハッキリ言って、自分の努力不足や不甲斐なさから来る
情けない気持ちや怒りの感情を、私にぶつけるのは迷惑ですし間違っています。
私は、どこかのカウンセリングスクールの先生のように、
安易に「あなたもカウンセラーになれる」等と謳ったことは1度もありませんので、
そのあたりを勘違いなさらないようにお願いしたいです。
昨日は、
朝から夜まで、スクールカウンセラーとして、学校につめていました。
カウンセリングを6つ、90分の勉強会を1本おこないました。
今日は、
仕事が空いているので、ゴールドジムへ行って、
映画を観て、それからカウンセリングの仕事をしたいと思います。
皆さんも良き1日をお過ごし下さい。
カウンセリングをご希望の方は、こちらからお願い致します。