こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい心理カウンセラー、竹内成彦です。
先日、地方から出てきた若いクライアントから、「○○に誘われているのですけど、
竹内先生はどう思われますか?」という質問を受けました。
※今日の記事は、クライアントから、掲載の許可を頂いております。
っていうか、「掲載して欲しい」と言われたので、只今こうして書いています。
私が聞く限り、その○○とは、マルチ商法をやっている会社組織でした。
ここで今日は、多くの人が知らない、
ねずみ講とマルチ商法の違いについて書きたいと思います。
まず、「マルチ商法」とは、「ある販売組織の会員が組織外の人に商品を買わせて
新規会員にし、その新規会員がさらに別の人に商品を買わせて会員にする」という
連鎖で商品を次々と転売しつつ、ピラミッド状に組織を拡大していく販売形態をい
います。
マルチ商法は、ネットワーク・ビジネス、MLM(マルチ・レベル・マーケティン
グ)などと呼ばれることもあり、特定商取引法(特商法)では「連鎖販売取引」と
定義されています。
で、「ねずみ講」との違いなのですが、マルチ商法は、商品の販売を目的とした組
織であるのに対し、ねずみ講は、金品の受け渡しを目的とする組織である点にあり
ます。
ねずみ講は「無限連鎖講の防止に関する法律」という法律により、全面的に禁止さ
れています。なぜ、禁止されているかと言うと、地球上にいる人間の数は限られて
おり、儲けることが出来るのは、上のほうにいる一部の人だけで、下のほうにいる
大勢の人たちは、みな損するように、みな不幸になるように出来ているからです。
マルチ商法は、ねずみ講と似ているのですが、
ねずみ講と違って、違法ではありません。合法です。
マルチ商法も、ねずみ講と同じく、
上のほうにいる一部の人は、儲けることが出来、
下のほうにいる大勢の人たちは、儲けることは出来ないのですが、
マルチ商法は、ねずみ講と違って、
下のほうの人たちは、何も得られないのではなく、お金を支払った分の商品を手に
出来るから、損しないし、不幸にならないのです。
よく、「ねずみ講は商品がない。マルチ商法は商品がある」と言って、ねずみ講と
マルチ商法の違いを説明される方がいますが、それは厳密に言うと誤りです。
100円の価値しかないものを、「これを買えばお金が儲かるから」と言って、
1万円出させて組織に加入させようとするのは、それはマルチ商法と違って、ねず
み講といって構わないと思います。
私は、そのクライアントに対し、「お金を儲けるのは簡単ではないですよ。無理に
誘ったら、友だちも信用も失ってしまいかねませんから、ホント注意してください。
〇〇さんが、その商品に、お金を支払ってでも手に入れる価値があると思えば買え
ばいいですけど、欲しくもないのに、お金が儲かるからもしれないと思って買うの
は、あとから『損した』と言って悔やむことになりかねないので、やらないほうが
いいです。」と助言しました。
私は、心理カウンセラーとして、25年目に突入しています。
「竹内を口説き落とせば、多くの下部組織を手に入れることが出来る」と考える人
があとを絶たず、今も私は、多くの人から、マルチ商法に誘われ続けています。
まあ私も61歳ですからね。
酸いも甘いも噛み分けたと言いましょうか、本当にいろんな目に遭っているのです
よ。
いろんなことを話しましたが、結論としては、マルチ商法では、商品が全て、
商品に魅力がない物を扱っている組織は、ねずみ講と言われても仕方がないです。
【おまけ】
今のこの時代に、このタイミングに、全ての成功の条件が整ったマルチ商法をやって
いる会社名を知りたい方は、お気軽に私のところまでお尋ねください。
ありがとうございます。
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