こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい心理カウンセラー、竹内成彦です。
大変に面白い内容だったのですが、分厚い、そして字が小さい、難解ということも
あり、読むのに大変に時間がかかってしまいました。もう紙に印刷された専門書を
買うのは、これを最後にしようと思った次第です。これからは、本は、電子ブック
で読みます。!(^^)!
一番印象に残った箇所は、パラドックスという節です。
(以下、本の中から抜粋)
クライアントの「どうしたらこの苦しみから逃れられますか?」という発言に対し
て、精神分析であればセラピストは沈黙をもって反応するかもしれません。来談者
中心療法であれば「苦しみから逃れるやり方を教えて欲しいとお感じなのですね」
と返すかもしれない。いずれも、質問をしても、正面からは答えてくれない。「気
晴らしにぱーっと飲みに行こうか!」「忘れちゃいなよ」といった日常的な人間関
係における、「愛のある答えや反応」も返ってきません。そのため、クライアント
はこれまでとは異なる思考や行動を考案せねばなりません。
(以上、本の中から抜粋)
クライアントの問いには、何でも答えてあげたくなる私ですが、それではクライア
ントのためにならないことも多く、応えるのみにとどめることが少なくないです。
カウンセラーには、素っ気ない対応を取りながらも、冷たい場にならないような雰
囲気を作る能力が求められます。どこまでいってもカウンセリングは難しいです。
※パラドックスとは逆説という意味です。
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