こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい心理カウンセラー、竹内成彦です。
性癖(盗撮・痴漢・のぞき・露出・下着泥棒・浮気症)で来室されるクライアント
およびそのご家族から、「性欲を抑える薬ってないですか?」と訊かれることがあ
ります。が、基本的にはありません。
ある抗精神病薬を飲むと、副作用で性欲が落ちることがありますが、それはあくま
でも副作用ですし、個人差が大きいので、効果はあまり期待できません。
それに、性癖や性依存は、必ずしも性欲を満たすために行っているとは限らないの
で、たとえ性欲を抑える薬があったとしても、それを飲んで性癖や性依存が治ると
は思えないです。
どうすれば、しつこい性癖や性依存が改善に向かうのか?
性癖や性依存は、環境と認知と脳を整えれば、回復に向かいます。
病気なので、本人の反省や周りの説教で収まる可能性は少ないです。
お薬を飲むという方法は、上記3つ(環境と認知と脳)のうちの、脳を整える方法
のひとつです。性欲を抑える薬はありませんが、精神安定剤(抗不安薬)を飲めば、
気持ちが落ち着きますし、ADHDに効く薬を飲めば、衝動性を抑えることが出来
るので、性癖や性依存に対しては、一定の改善効果が望めます。
ただ、お薬を飲むという方法は、あくまでも、上記3つ(環境と認知と脳)のうち
の1つ(脳を改善させる)の、さらにまた1つに過ぎないということは忘れないで
頂きたいなと思います。脳を改善する方法は、お薬以外にもたくさんございます。
性癖や性依存でお悩みの方は、どうぞ臨床経験豊富なカウンセラーがいる心の相談
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性癖の治療・改善をご覧いただければ幸いです。
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