こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい心理カウンセラー、竹内成彦です。
そのクライアントは、
カウンセリングルームの椅子に座るなり、私の前に1枚の紙を差し出しました。
そこには、今までの経過が書かれてありました。
「今、何に困っていて、現在どのような薬を飲んでいるか」と…。
クライアントは私に向かって「さあ、私の鬱を治して下さい」と訴えました。
私は、渡された紙を見ながら、丁寧に話を聴いていこうとするのですが、クライア
ントはイライラした素振りを見せ、「そこに書いてある通りですよ」と言います。
私はそこで、
「クライアントは話を聴いて欲しいわけじゃないんだ」ということを悟りました。
話を聴くのが仕事のカウンセラーの私に、一体何が出来るのでしょう?
それで優しく丁寧に、クライアントに尋ねてみました。
「カウンセリングに何を期待しているのでしょうか? カウンセラーの私に何をお
望みですか?」と…。
すると、そのクライアントは、「それを考えるのが、プロであるあなたの仕事でし
ょう。どうしてお客さんに丸投げするのですか?」と怒った口調で答えました。
私は、無力感を強く覚えました。
クライアントはきっと、「カウンセリングは意味がない」と思ったことでしょう。
上記のお話は、半分創作ですが、半分実際にあった出来事です。
こういう、カウンセリングは対話であるということを知らないクライアントが、
年に1人ぐらい訪れます。
私は、数年前から、「何とかして欲しいけれど、対話をしにきたわけじゃない」と
いうクライアントを援助すべく、ずっと準備をしてきました。
準備は、かなり整いました。
開幕は、もうそこまで迫っています。
今日の夕方から、九州は大分へ飛び立ちます。
明日・明後日はセミナー。明々後日の月曜日は、大分と別府を観光して、夜遅く、
名古屋へ帰ってくる予定です。皆さんも良い週末をお過ごし下さい。
下記は、私のお勧めセミナーです。どうぞ奮ってご参加下さい。
▼ キャラ診断アドバイザー 養成講座 in 大分 03/16
▼ キャラ診断アドバイザー 養成講座 in 大分 03/17
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▼ オンライン「新月会 in名古屋」04/05
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