「症状が改善され始めると、家族や友人は喜び、医師やカウンセラーは私から少し
ずつ離れていく。きっと医師やカウンセラーの意識の中からも、私は徐々に消えて
いっているのだろう。私はぼんやりと孤独感を覚える。周囲の人からの同情はめっ
きり減り、自己責任も少しずつ、強く問われるようになり始める。
私はしみじみ、『症状がなくなったあとに訪れるものが幸福であるとは限らないん
だなあ』と思う。症状があった頃よりも、むしろ不安が増したようにも感じる。
『どうして皆、そんなに元気でいられるんだろう?』私はふと死にたくなる。」
クライアントが良くなり始めたからと言って、喜んでばかりはいられないです。ク
ライアントの孤独や苦悩を、カウンセラーはしっかり受け止めなければなりません。
私はいつも、クライアントに「良くなっても、ルームに通い続けてもいいんですよ。」
と声をかけるようにしています。そうすれば、クライアントは安心して良くなるこ
とが出来ます。安心して、カウンセリングを卒業することが出来ます。
カウンセラーには、「いついつまでもクライアントを支え続けるんだ」という気負
いのない覚悟が必要だと思います。
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