全肯定カウンセリングという言葉は危険だなっと思います。
全肯定カウンセリングを誤解している人は少なくないし、
不適切な全肯定カウンセリングをしているカウンセラーもいるからです。
盗撮や痴漢を繰り返す性犯罪者、児童虐待をし続ける保護者、数十年も家に引きこ
もっている人が、全肯定されていい筈がありません。
私は、誤解されないためにも、
今まで通り、共感的理解・肯定的関心・自己一致という言葉を使ってカウンセリン
グを教え、共感的理解・肯定的関心・自己一致という概念でカウンセリングを進め
ていったほうがいいと思います。
もともと精神療法および心理療法は、
過剰適応の人をどうするか? ということに関しては得意なのですが、
社会不適応の人をどうするか? ということに関しては苦手なので、
自由が著しく制限された時代に作られた精神療法(全肯定?)に頼るのではなく、
自由で我がまま放題で忍耐力に欠けた人に向けた精神療法は、十分に吟味して、
より良いものを選択して使うべきだと思います。
ちなみに、学校に行けない行かない子どもに対して、
全肯定カウンセリングを使うと、
症状が良くなる子は勿論いますが、症状が酷く悪化する子どもいます。
↑
上記は、『生まれつき性格』に拠るもので、絶対に間違えたくないところです。
それから、これは精神医学的な話になりますが、
統合失調症を患っている方に、全肯定カウンセリングをすると、間違いなく症状が
悪化します。まあこのあたりは、専門家の人に言わせれば、当たり前のことです。
手を洗い続ける強迫性障害のクライアントに対し、「気が済むまで洗い続けるとい
い。そのうち飽きてやめるから」と言ったカウンセラーがいます。
言われたクライアントは、3年通っても治らず、手がボロボロになって私のカウン
セリングルームを訪れたのですが、5回のカウンセリングですっかり良くなりまし
た。私は、いろいろな療法を使います。だからこそ出来る技です。
ご安心ください。私は、療法を使っていることさえ感じさせませんから、クライア
ントを混乱させることありません。
生まれつき性格の話をたっぷり5時間します。
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