私のカウンセリングルームには、「盗撮やのぞきや痴漢や下着泥棒や露出がやめら
れない」という悩みを抱えたクライアントが、よく来室されます。
「えっ、何を言ってるの。そんなのやめればいいのに」と思われるかもしれません
が、そう簡単にはやめられないから、本人も苦しんでいるのです。
「そんなの、全然理解できない」とおっしゃる女性は多いかと思いますが、
太るのがわかっているのに、絶対に太りたくないのに、間食がやめられない、
というのと似たようなものです。
違うのは、
かたや犯罪、かたや犯罪じゃない、ということぐらいでしょうか。
皆さんは、盗撮などの性犯罪を起こす人のことを、「女に不自由した反社会的な人
間だ」と思われるかもしれませんが、そうとは限りません。性犯罪を繰り返す人の
中にも、やんちゃな人もいれば真面目でおとなしい人もいるし、彼女がいない人も
いれば、可愛らしい奥さんを持ってらっしゃる方もいます。
彼らに共通するのは、強烈な性嗜癖障害をいう心の病にかかっているということで
しょうか。
薬やお酒やギャンブルや過食や万引きなどの依存症になった方は、私のカウンセリ
ングルームに来室すれば、ほとんど多くの方は、ピタリと収まります。「まるで魔
法にかけられたようだ」とおっしゃる方も少なくありません。
自分でも意識してなかったのですが、どうやら私は、
やめられないをやめさせるのが、大変に得意なカウンセラーのようです。
人間は、恐ろしく癖を持ちやすい生き物です。
どうせなら、
悪い癖、悪い習慣を持つのではなく、良い癖、良い習慣を持ちましょう。
日頃の慣れ親しんだ習慣・行動が、現在のあなた自身を作っているし、
未来のあなた自身を作る、ということを忘れないようにしましょう。
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