こんにちは。
精神医学と性格心理学に詳しい心理カウンセラー、竹内成彦です。
カウンセリングルーム「心の相談室with」名古屋 の室長をやっています。
私のカウンセリングルームは、
エニアグラムでいうところのタイプ4のクライアントが多いです。
人口比率で言えば、1割にも満たないかと思うのですが、
私のカウンセリングルームに通ってらっしゃる人の3割近くは、タイプ4です。
タイプ4の人には、いろんな特徴がたくさんあるのですが、感受性がメチャメチャ
強いというのがもっとも大きな特徴で、その強さは、他のタイプの人には想像もで
きないくらいです。
感受性が強ければいいってことは全然なくて、むしろ生きていて邪魔なことも多い
かと思うのですが、タイプ4の方は、私(竹内成彦)のことを気にいってくれるこ
とが多く、大変にありがたく思っています。
タイプ4は、末っ子タイプと言われています。
その理由は、幼いという部分もあるのですが、父親の膝の上は長男が、母親の膝の
上には長女がいて、私が腰を据えれる膝はどこにもないと感じ=居場所がない=存
在感の不安、を抱えていることが多いからです。
私の周囲にいるタイプ4の人は、「ごめんなさい。ここに私がいても宜しいでしょ
うか?」という雰囲気を醸し出し、何も役割を与えられないと、不安げな表情をす
ることが多いです。
「許してくれとは言わない。けれどわかって欲しい。」
上記の言葉は、映画【スパイダーマン3】でサンドマンが言ったセリフですが、
タイプ4が深く頷くセリフになっています。
人口比率でもっとも多いタイプ2は、「わかってくれなくてもいいので、許して」
という言葉のほうが、しっくりくるのではないでしょうか。
よって私は、タイプ4のクライアントが来室すると、とにかく理解することに全力
を尽くします。喋ろうとしないクライアントに対しても、その姿も含めて、全力で
理解しようと努めます。タイプ4にとって、理解は愛そのものだからです。
「手のかかる奴ほど可愛い」という言葉があります。
上記のセリフに頷ける人は少なくありませんが、特にタイプ2の人はそうですが、
タイプ4の人は、「手のかからない奴ほど可愛い」と思うことのほうが多いです。
私はたくさんのお弟子さんがいますが、
手のかかるお弟子さんより、手のかからないお弟子さんのほうが可愛いです。
大人になったタイプ4の人は、中学校のクラス会などに出掛け、担任だった先生が、
悪ガキばかりを覚えているのを見たり聞いたりすると、ちょっとだけ寂しい思いを
します。何と言っても、タイプ4は、おとなしくお利口さんで過ごしてしまったこ
とが多いですからね。
ちなみに学校の先生という職業を選ぶ人は、圧倒的にタイプ2が多く、タイプ4は、
ごくわずかしかいません。タイプ4は、人を指導することが得意とは言えませんか
らね。
生まれつき性格=気質については、まだまだヤマのように話したいことがあるので
すが、また次の機会にお話しできたらと思います。
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