盗撮・痴漢・のぞき・下着泥棒などの性嗜癖障害者は、
警察に捕まった後、深く反省し、「もう2度としない」と誓ったりしますが、
しばらくすると、またし始めることが多いです。
本人が気付かぬうちに、
また病に侵され、行動が制御できなくなってしまうからです。
通われているクライアントから、
「病に侵され始めた時に、自分で気付く方法はあるのか?
また性犯罪を起こしてしまう予兆などというものはあるのか?」
と質問されましたが、
答えは、「予兆は、罪を犯してしまった…という心の痛みを忘れかけた時です。」
となります。
忘れかけた時が予兆なのですから、
本人がそれに気付くことは極めて困難です。
私が、性嗜癖障害にかかった人に対して、
定期的に継続して通って欲しいと言うのは、そういう理由からです。
しばらく顔を出さなかった人が、久し振りに再来室し、
「また捕まっちゃいました」と言うのを聞く度、
私は非常に残念な気持ちになります。
同じく、統合失調症の人も内因性の鬱病の人も、寛解したあとも、しばらく、
薬を飲む飲まないは別にして、定期的に継続して、
クリニックやカウンセリングルームに通ったほうがいいです。
何故なら、上記の病気は、本人に、病気になったという認識が得にくいので、
知らぬ間に再発し、病気が深く進行する結果に陥りやすいからです。
私は、世の中の多くの人が、美容院や理容院に行くのと同じように、
カウンセリングルームに通ってくれるようになればいいなあ…と心から思います。
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