植松仁容疑者は、きっと性嗜癖障害者なんだと思います。
どのような性嗜癖を持っていようと、
それは本人の勝手ですが、人様に迷惑をかけるような真似をしてはいけません。
盗撮や痴漢や覗きや露出や下着泥棒という性にまつわる犯罪は、再犯率が非常に高
いです。いくら罰を受けようと、本人が涙を流して反省しようと、周囲がお説教し
ようと、やる人はまた犯行を繰り返し、2度3度と捕まります。
それは、
やめられない癖、依存症、心の病だからです。
よって、人様に迷惑をかける性嗜癖障害は、否認することなく、
心の病だと認識し、専門家の所に行って、しっかり治療することです。
治す方法は、
やらないこと、やらないことを続けることです。
私は、性嗜癖障害については、1,000件近い臨床経験がありますが、それでもカウン
セリングを受ける人は、世の中のほんの一部です。多くの加害者は、捕まった直
後は、「もうしない」「もうする気がしない」等と言い、時が過ぎれば、『のども
と過ぎれば熱さ忘れる』のことわざ通り、過ちを繰り返します。
捕まる前に、また捕まってしまったら、お早めに専門家の許を訪ねたほうが賢明で
す。そして、訪ねたら、勝手に「治った」と自己判断で決めて、治療を中断するの
ではなく、カウンセラーと相談しながら、徐々に来室頻度を減らしていくことです。
私は、今日も、これ以上、卑劣な性犯罪に巻き込まれる被害者が生まれないよう、
犯罪加害者の心に寄り添ってカウンセリングをしています。
性犯罪を繰り返す人も、普段はおとなしい良識ある社会人であることが多いです。
変態とか変質者とか色情魔とか女に飢えている人間という認識は誤りです。
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