先日、レストランでパスタを食べていました。
そうしたら、紙パックにストローを差した30歳前後とおぼしき女性が、ジュース
を飲みながら店に入って来ました。
見るともなしにその光景を見ていた私ですが、内心「この人、ここをフードコート
と間違えているな」と思いました。
その女性の存在に気付いた店員が、優しく声をかけました。
「お客様、こちらはレストランです。飲食物の持ち込みはご遠慮ください。」
すると、その女性は、いきなり大声でキレたのです。
「何言っているのあなた。失礼じゃない。
客に向かってその態度はなによ。店長を出しなさいよ。」
女性の声は、店中に響き渡りました。
私は、典型的な自己愛性人格障害だなと思いました。
自己愛性人格障害は自己愛の未成熟から生じるパーソナリティ障害で、
自己誇大や共感性の薄さ、他者からの評価に敏感といった特徴があります。
この女性は、自分のことを特別扱いして欲しかったのでしょう。
この女性は、自分のことを否定された批判されたと思ったのでしょう。
店員さんや他のお客さんに迷惑をかけていることに意識が向かないのでしょう。
私のカウンセリングルームにも、自己愛性人格障害の方が来室されることがありま
すが、どんなに丁寧にカウンセリングしても、些細なことで激昂し、いきなり私を
なじりだすことが多いです。
通って下されば、何とか改善することが出来るのですが、それは非常に困難です。
彼らは、とにかく、根気がないし、自分の性格を改善しようという気がないから
です。
1年に1度ぐらい、激しく非難され恐ろしい思いをする私ですが、これも必要経費
だと割り切り、カウンセラーとして、自分の出来ることを精一杯するだけです。
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