私自身、発達障害のことを真剣に学んだのは、10数年以上前だったかと思います。
当時は、「発達障害は、親のしつけがなってないわけじゃない。生まれつきなんだ。」
という意見が、ようやく強烈に世に出始めた頃で、自分のことを責めていた親は、
その意見にかなり救われたのではないでしょうか。
そして、「生まれつきだから治らない」という意見も一部の間でかなり定着してし
まい、それはある意味、残念でもあります。
私が学び得た、最新の情報・知識ですが、
発達障害者と呼ばれている人のほとんどは、生まれつきではありません。
発達障害は、脆弱な脳を持って生まれてきた子どもに対し、親が適切な保育をしな
かったことにより生じる障害です。
健全な脳を持って生まれてきた子どもに対しては、親が、少々いい加減な子育てを
しても何でもないですが、脆弱な脳を持って生まれてきた子どもに対しては、親は、
より適切で慎重な態度で育児に望まないと、あっと言う間に発達障害児にしてしま
います。
大切なのは、食べ物と水と空気、そして養育者のきめ細やかな関わりです。
50年ぐらい前から、特に日本は、食品汚染が進んでしまいましたからね、そのあ
たりは、より注意したいところです。
発達障害は生まれつきでないということは、治る可能性、改善される可能性が大で
あるということです。世の中に、急に増えてしまった感のある発達障害ですが、大
いなる希望を持って臨んで欲しいと思います。
それにしても、哀しきかな、発達障害のことを正確に把握している人は、驚くほど
少ないです。発達障害を声高に語る人や心理カウンセラーでさえ、例外ではありま
せん。
何でだろう? と考えたときに、
多くの方は、どこまでが性格で、どこまでが習慣か、わからないからだと思います。
自分勝手な人や面倒くさがり屋や怠け者が発達障害のわけではないですし、自分と
気の合わない人を発達障害呼ばわりするのは、何としても避けたいところです。
発達障害を正確に把握・理解するためには、
「性格とは何か?」を正確に知る必要がある、と強く思う今日この頃の私です。
最後に、本物の発達障害者は、本人が1番苦しんでいます。
周囲の人を苦しめたり困らせている発達障害者は、本当に発達障害者かどうか?
かなり疑わしいです。
近く、発達障害の講演会をやる予定です。今からとても楽しみです。
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